ベトナム人は勤勉?雇用時の注意点や採用のメリット・デメリットを解説!

採用するなら労働意欲が旺盛なベトナム人!

世界に目を向けている企業は、外国人の採用を積極的に行っています。では、実際に日本で活躍する外国人は、どの国の出身者が多いのでしょうか?日本の外国人労働者を国籍別に見ると、ベトナムが最も多く 518,364 人(外国人労働者数全体の25.3%)と、非常に多くのベトナム人が日本で働いている状況です。

ベトナム人はなぜ、これほどまでに日本に働きに来るのか。その理由は、「日本に行けば仕事がある」という認識が非常に強いためです。東南アジアの平均月収は5万円ほど。同じ労働をするにしても日本ではその3倍以上を稼げるのです。

また日本で働くベトナム人は、すでに日本で働いているベトナム人の知人から仕事の内容や給与などの話を聞いているケースが多く、強い期待感や安心感をもって来日しています。なかでも「工場の仕事なら自分でもできる」という意識が高い傾向があるので、工場業務で採用を検討している場合はスムーズな採用が見込めるはずです。

より良い生活に向けて学校に通いながら働く割合も多いベトナム人。高い向上心と労働意欲を持った人材なので、一緒に働く仲間として不足はないでしょう。
出展:厚生労働省『外国人雇用状況』

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ベトナム人の性格と工場作業への適合性

一般的にベトナム人は「勤勉」や「真面目」という特徴の他、日本人と同じく「器用さ」を持ち合わせていると言われています。

実際にベトナム人の採用を行う担当者の方によると、「ベトナム人はおっとりと優しい人柄の方が多く見られます。多数のベトナム人を採用してもベトナム人同士でのトラブルなどはほとんどありません」との事でした。

さらに、日本の人口の平均年齢が約47歳なのに対して、ベトナムの人口の平均年齢は30歳。活気あふれる国の風土もあり、二の足を踏まずにしっかり行動に移すアクティブな人材が多いのが特徴です。

少子高齢化が進む日本。特に生産工場をもつ企業にとって、今の内から若い人材を確保することは大きな強みとなるでしょう。

また、ベトナム人の真面目で協調性がある性質から工場のライン作業などへの適正も高いと言えます。

ベトナム人は靴下を履かない?

私たち日本人にとって当たり前でも、外国人からすればカルチャーショックを受ける出来事があります。

外国人を採用するのであれば、彼らの「日常」を理解し、「日本流の日常」を教えなければなりません。

例えば、ベトナム人の靴下事情について。実は彼らは靴下を履くという概念が薄いそうなのです。

靴下を履かないという行為は、食品系の工場ではNGの行為。ちゃんと注意してあげなければなりません。

ベトナム人は知らないだけなので丁寧に伝えましょう。理解力がある方ばかりですので、すぐに直してくれます。

雇用主となる企業も、こうした小さな習慣の違いを学びながら、ベトナム人と一緒に成長できるような体制を整えることが大切です。

ベトナム人採用のポイントと注意点

ベトナム人は、仕事だけのドライな関係よりも、濃い人間関係を望みます。そのため、採用面接ではプライベートな質問をしても不快な気持ちになりません。

むしろ、プライベートな質問をすることで、濃い人間関係を求めていることをアピールできます。

また、ベトナム人は信用ではなく契約主義のため、必ず契約書を交わすことが大切です。

そのほか、総支給額と手取りの違いについて、明確に説明しておいた方がよいでしょう。

ベトナムは農業社会が長く続いていたため、総支給額と手取りの違いを把握していない傾向があります。

説明が不足していると採用後にトラブルになり、急遽退職される心配もあるでしょう。

ベトナム人を採用するメリット・デメリット

それでは、ベトナム人を採用するメリットとデメリットについて、詳しくみていきましょう。

メリット

ベトナム人は手先が器用な傾向があります。

粘土細工や刺繍小物など、さまざまなハンドメイド作品を作った経験があるため、手先の器用さや根気強さを求められる現場で活躍できるでしょう。

また、自宅でバイクなどの機械を修理できる人も少なくありません。

そのほか、家族関係を重要視していることも特徴です。社員を家族として考える会社にとっては、一緒に働きやすいと感じるでしょう。

デメリット

ベトナム人は、信頼関係のある人に対して感情をあらわにする傾向があります。

日本人は、感情を抑える傾向があるため、ときには付き合いにくさを感じることもあるでしょう。

また、待遇や福利厚生は自分の価値を表すものと考えているため、スキルに見合わないと感じ取られた場合は早々に転職する恐れがあります。

しっかり評価したうえで、その旨を伝えることが大切です。

ベトナム人と外国人採用のはじめの一歩を!

ベトナム人は子どもの頃から日本のアニメを見ていたり、日本で働いている知人が周りに多くいたり、親日感情が強いのが特徴です。

日本に好感をもって来日しているので、雇用主となる企業も少しの努力で深い信頼関係を築いていけるでしょう。

外国人の採用をお考えであれば、勤勉で労働意欲の高いベトナム人の採用を検討してみてください。きっと大きな戦力になってくれるに違いありません。

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