【2025年最新】技能実習生を受け入れると総額費用はどれくらい?内訳ごとに徹底解説

2025/06/02

技能実習生の受け入れ費用まるっと解説

この記事でわかること

  • 技能実習生の受け入れ方法
  • 技能実習生の受け入れにかかる費用の内訳
  • 技能実習生の受け入れにかかる費用総額

技能実習生を受け入れる際に、まず初めの検討要素となるのが費用面です。技能実習生を1人受け入れるのにどれくらいの費用が必要なのでしょうか。

今回は、一般的な団体監理型で技能実習生を受け入れた場合の費用についてご紹介します。

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技能実習生の受け入れ方法

そもそも、技能実習生の受け入れ方法には、団体監理型と企業単独型があります。それぞれの特徴を解説します。

団体監理型

団体管理型とは、非営利の共同組合や商工会などの管理組織による技能実習生の受け入れ方法です。

海外に拠点がない企業でも技能実習生を受け入れられたり、受け入れ前後で管理団体がサポートしてくれるので企業の工数を削減できます。

技能実習生の受け入れにおいて、団体管理型がオーソドックスな方法です。

企業単独型

一方、企業単独型は海外の現地法人や取引先の企業を技能実習生として受け入れる方法です。

企業単独型は主に海外に拠点がある企業が実施している方法です。実習生の在留資格認定申請、入国前の講習手配など、受入れに必要な準備すべてを自社で負担する必要があります。

企業単独型は稀なケースであるため、本記事では団体管理型の受け入れ方法に限定して費用を算出します。

技能実習生の受け入れに伴う費用

ひと口に「技能実習生の受け入れ費用」といっても、費用の内訳はそれぞれ異なります。順を追って解説します。

1.まずは監理団体に入会

団体監理型で技能実習生を受け入れる場合には、まず監理団体に入会する必要があります。

監理団体とは非営利団体の法人で、規模や対応エリアは様々です。技能実習生を受け入れた後のサポート体制なども含めて慎重に検討する必要があります。

  • 入会費:1万円~10万円
  • 年会費:2万円~15万円

※2年目からは年会費のみ費用が発生する場合がほとんどです。

JITCOへの入会

監理団体によっては、別途JITCO(公益財団法人 国際研修協力機構)への入会が必須になっている場合があり、技能実習計画及びビザ申請などのサポートを受けています。

・年会費:10万円~30万円

なお、JITCOへの入会は必須ではないので、サポートと費用のバランスを見ながら監理団体を選ぶのが良いでしょう。

2.現地への事前訪問費用

現地に訪問して技能実習生を採用するための費用です。採用したい技能実習生の国籍や、会社の方針次第によって費用が多少変動します。

担当社員が2名以上・日数は2日以上で現地に訪問するケースが多いです。

  • 採用者の渡航費:約15万円~25万円 (往復の航空券代、宿泊費、食事代)

一方、WEB面接に対応している監理団体もあるので、費用を抑えたい場合などは、監理団体を選ぶ際にには「WEB面接ができるかどうか」も加味するとよいでしょう。

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3.技能実習生の入国準備にかかる費用

技能実習生の選考が終わり、採用者が決まると入国準備にかかる費用が発生します。

ここでの費用は、技能実習生の国籍や、送り出し機関により異なります。下記の項目はあくまで参考としてご参照ください。

  • 在留資格(ビザ)申請:約2万円~4万円
  • 技能実習生総合保険料(37ヵ月分):約2万円~6万円
  • 健康診断費用:約1万円
  • 入国前講習費:約1万5000円~4万円
  • 入国渡航費:約10万円

4.技能実習生の入国後にかかる費用

技能実習生は入国してからも、配属までに様々な準備が必要です。それに伴い費用も発生します。

例えば入国後研修の期間中は、研修の費用だけでなく、手当てを支給します。また、日本国内での健康診断も実施しておく必要があります。

  • 入国後研修:約10万円
  • 講習手当て:6万円
  • 健康診断費用:約1万円

技能実習生の受け入れにかかる総費用は約51~92万円

以上の内訳をまとめると、技能実習生を受け入れる際にかかる総費用は約51~92万円という結果になりました。
※JITCOに入会しない場合

ただし、監理団体にも様々なサポート体制があり、その費用も一律ではありませんので、あくまでも目安として参考にしてください。

一見すると、技能実習生を1人受け入れるための費用は高額に感じますが、技能実習生は原則として転籍ができません。

技能実習2号まで日本に在留した場合、最長3年間は自社で働くことになります。

転職リスクがある日本人を1人採用するための費用とのバランスを考えながら判断しましょう。

技能実習生を受け入れたあとの継続的な費用

技能実習生を受け入れた後には、給与や社会保険料などの費用の他にも費用が発生しますので、合わせて確認していきましょう。

  • 管理費用(送り出し機関への費用含む):1人/月 約3万円~約4万円
  • 帰国渡航費積立金(年間):約2万円
  • 技能検定料:約2万円
  • 在留資格(ビザ)更新:約2万円~約4万円

下記の資料では、技能実習生の受け入れにまつわる費用や導入事例などを詳しく解説しています。

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まとめ

技能実習生の受け入れをする際には、1人あたり約51万円~約92万円の費用が発生します。

その費用に関しては、JITCOを利用するか否かで大きな差が出るので費用を抑えたい場合は監理団体を選ぶ際に、よく検討する必要があります。

もし技能実習生の受け入れに不安な点があれば、外国人人材の派遣サービスを提供している会社に問い合わせてみてください。

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