外国人スタッフと採用担当者、双方から外国人採用の今に迫る!

特定技能外国人の採用を検討した際、どのような人柄の方を採用できるのかといった点は多くの方が気にされるところでしょう。

 

そこで今回は、特定技能のビザを取得し日本で働く外国人スタッフへのインタビューと、製造業の採用担当者100人に実施した外国人スタッフの雇用に関するアンケート調査から外国人採用の今に迫ります。

ベトナム出身の特定技能外国人ロアンさんへのインタビュー

 

お仕事について

 

――自己紹介をお願いします

ベトナムのタイビンから来ましたロアンと申します。
4年ほど前に、技能実習生として日本にはじめて来訪しました。当時は、岩手県で魚の缶詰の作業をしており、ゼロからのスタートで日々の経験を通して日本語も話せるようになっていきました。

そんな中、技能実習の期間が満了になり一度帰国をしましたが、ちょうど日本で特定技能という在留資格の運用がはじまり、改めて申し込みをしました。今は、千葉県の食品工場で商品の包装や値付けなどの作業をしています。

 

――日本で働く理由を教えていただけますか

技能実習生のころは、正直に言うと家族の生活を支えたいという想いで働いていました。どうしてもベトナムより日本のほうがお給料が高いので……。今はお給料に加えて、日本の製造業に貢献したい。自分の知識を広げたい。という想いをもって取り組んでいます。

 

――特定技能として来日する際、ビザの申請に時間はかかりましたか

いいえ。2か月ほどで取得できました。ウィルオブの社員さんがフォローしてくださったので、私は個人で必要な書類を回収しただけでした。

 

――特定技能として働くようになって変わったことはありますか

仕事にも生活にも満足しています。職場の皆さんも優しいですし、困ったことがあればウィルオブの社員さんに連絡することですぐに対応してくださいます。

またウィルオブは現場通訳の方が居て、理解しづらい日本語があれば、私の母国語で作業内容を教えてくれるので心配せず過ごせています。

 

――技能実習時代と比べて仕事のレベルに変化はありますか

技能実習生の時は日本語もイチから学びながらでしたので、単純な作業が中心でした。そう思うと、特定技能になってからのほうがレベルは高いと思います。

今のお仕事は初めての仕事内容でしたので、最初こそ覚えるのは大変でしたが、周りの皆さんがゼロから細かく教えてくださいましたし、私自身必死に頑張って覚えていきました。日本語中心で仕事をする環境なので、日本語スキルも非常に上達したと思います。

 

――今の仕事のやりがいを教えてください

間違えたら全て回収となるため正確性が求められます。なので、ミスをせずにやり遂げられた時に、達成感を感じます。

 

――今の職場環境について嬉しかったことはありますか

私の他にもインドやタイ、イランなど外国人の方が多く働いていおり、日本語を共通語にして交流できるのが嬉しいです。例えば、ネパール人の方とお話しする中で、「ネパール人はお肉を食べない」など、文化の違いを知れるのは、とても楽しいです。

 

文化について

 

――ベトナムとのギャップはありますか

電車移動が中心になったことですかね。ベトナムはオートバイでの移動が中心なので……

 

あと、日本の調味料の多さにも驚きました。日本はしょうゆ・みそ・酢・塩・さとう等とにかく調味料の種類が豊富にありますよね。ベトナムは塩・さとう・味の素・ナンプラーの4種類しかないので、その差に驚きました。

 

――日本のことは好きですか

はい、好きです。来訪前から、日本人は美しいというイメージがあり、日本に行くことで自分の人生が変わるのではないかと思っていました。日本人は、時間をきちんと守りますし、買い物の時も列に並んだり、礼儀やマナーの良さにとても好感を持っています。

 

外国人スタッフの雇用に関するアンケート調査

この度、全国100名の製造業の採用担当者向けに、外国人スタッフの雇用に関するアンケート調査を実施しました。

 

そこで後半はこのアンケート調査でわかった採用担当者の外国人雇用に対する意識や悩みを解説していこうと思います。

 

外国人スタッフの採用状況

外国人スタッフを採用したことはありますか?という質問に対して外国人の採用に関して、したことがある・もしくはする計画があるという意見が57%と過半数を上回る結果でした。

 

今後はインバウンド需要がこれまで以上に高まり、さらに外国人雇用の需要が高まることが予想されます。

外国人スタッフの受け入れ態勢

外国人スタッフの受け入れ態勢が整っていると思いますか?という質問に対して受け入れ態勢が整っていないという回答が50.9%と半数を上回る結果になりました。

 

先の質問で外国人スタッフの採用実績や採用計画があると回答しているが、実際は外国人スタッフの受け入れ態勢が整っている企業のほうが少ないということがわかった。

 

そのため日本語の研修や、母国語での相談やケアができる環境の整備が今後の企業側の課題となってくる。

外国人スタッフの採用に関する不安

77.2%の採用担当者が外国人の採用に関して不安があると回答した。

 

実際に採用をしたことがある、もしくは採用を計画しているという回答が57%だったのに対して不安に感じているという77.2%という数値は非常に高いと言えるのではないだろうか。

 

具体的に不安に思うポイントとしては、やはり言語を含むコミュニケーションにあるようだ。そのため日本語の研修や、母国語での相談やケアができる環境の整備が今後の企業側の課題となってくる。

外国人スタッフの雇用に関するアンケート調査のグラフ

 

 

外国人スタッフを採用する理由

外国人スタッフを採用する理由を聞いてみたところ一番多かったのは優秀な人材の確保だった。

 

職種・業種にもよるのかもしれませんが、少し前までの外国人スタッフの採用はコスト(人件費)の削減というイメージがあったかもしれませんが、優秀な日本人の採用が難しい昨今、外国人に対しても優秀な人材であることを求めるようになっているのだろうと思われます。

 

建設業界の技能実習生受け入れを考える

 

優秀な外国人スタッフの採用をするには

外国人スタッフを採用するには現場の受け入れ体制の整備が重要になってくる、ということがわかりました。
しかしながら実際には現場の受け入れ体制には、まだ課題がありサポートを必要としている採用担当者が多くおられることもうかがえました。

 

ウィルオブ・ワークではそういった不安や課題を抱えた採用担当者の方へ万全のサポート充実させています。日本で働くことを希望している外国人と、外国人スタッフを雇用したい採用担当者、双方をつなぐお手伝いをすることができればと考えております。

 

優秀な外国人スタッフの雇用を希望されている場合は、ぜひウィルオブ・ワークにお任せください。

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▼株式会社ウィルオブ・ワーク
外国人の人材派遣・人材紹介サービス

など、採用担当者だけではカバーしきれない外国人採用の課題を徹底サポートいたします。

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外国人登録者数およそ3万人。特定技能に関しても飲食料品製造分野で、すぐに就業が可能な人材が随時100名以上(切り替え希望で登録)おります。ご希望の雇用スタイルや在留資格になどお気軽にご相談ください。

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採用ジャーナル 編集部

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