外国人労働者の採用後に起きやすいトラブルとは?解決策はある?

外国人労働者を採用するときは、日本人労働者との間で起こるトラブルを想定したうえで、適切に対策することが大切です。トラブルが起こると、業務に支障をきたすばかりか、仕事のモチベーションが低下して、企業全体の収益に影響が及ぶ可能性があります。

外国人労働者の採用後に起こりやすいトラブルは、コミュニケーション不足や業務効率の低下、文化の違いによる対立などです。ここでは、外国人労働者にまつわるトラブルと解決策について詳しくご紹介します。

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外国人採用後に起きる可能性が高いトラブルとは?

外国人採用後は、次のようなトラブルが起こる可能性が高いでしょう。

  • 在留資格がない・期限切れ
  • 想定していた仕事と違ったことによる突然の退職
  • 文化の違いによる日本人労働者との意見の対立
  • 想定以上に日本語を話せない

在留資格の問題は、パスポートや在留カードの確認を徹底することで解決できるでしょう。また、想定していた仕事と違うことによる突然の退職に対応するには、労働条件通知書や雇用通知などの書面を交付したうえで、事前に業務内容に対する理解を十分に得る必要があります。

そのほか、文化の違いや想定以上に日本語を話せないことによる業務効率の低下や対立については、お互いに歩み寄る姿勢で協力し合ってほしい旨を伝えておくことで、問題が起こりにくくなるでしょう。外国人の出身国の文化を日本人労働者に伝えたうえで、具体的な対策を一緒に考えておくことが大切です。

また、文化と風習の違いによってもトラブルが起きる可能性もあります。こちらの記事で詳しく紹介しています。

対策していたのに、トラブルが起きてしまったら…

十分な対策をしていたのにトラブルが起きた場合は、次のように対処しましょう。

話し合う

日本人労働者や雇用主との間で起きたトラブルは、基本的に話し合いでの解決を目指しましょう。最初から訴訟を起こすと、企業の信頼性が低下したり他の労働者に不信感を与えたりする恐れがあります。

一方的に攻め立てるのではなく、まずは外国人労働者の主張を聞きましょう。他の労働者との間でトラブルが起きた場合は、両者の意見を踏まえて、問題が丸く収まるように仲介する姿勢を持つことが大切です。

雇用主の立場を利用して、どちらか一方を抑え込むようなことをすれば、反感を買うことになるでしょう。

労働問題は労働審判を検討する

雇用主と外国人労働者の間労働問題が起きた場合は、労働審判を検討しましょう。労働審判では、労働法に詳しい労働審判員2名と労働審判官が当事者との間に入り、話し合いがまとまるように導きます。

それでも話し合いがまとまらない場合は、労働審判員と労働審判官による審判が下されます。

最終手段は訴訟

労働審判で下された審判に対して不服申し立てをした場合は、訴訟へと移行します。労働審判を行っていない段階でも訴訟を起こせますが、円満に解決するためにもまずは労働審判を行うことが大切です。また、訴訟を起こすと具体的な内容や企業名が公表されるため、世間からの信頼性が低下して、収益に悪影響が及ぶ可能性があります。

訴訟になる前に弁護士に相談して、問題の解決を目指しましょう。

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トラブル防止には外国人人材紹介のプロに任せるのが安心

外国人労働者のトラブルを未然に防ぐには、外国人人材紹介のプロに任せることが大切です。外国人人材紹介のプロは、パスポートや在留カードの期限切れの有無を十分に確認したうえで、業種や企業の社風などに合った外国人労働者を紹介できます。

中には、実績がなく安心して任せることが難しい企業もあるため、採用力や実績、サポートなどを事前に確認しましょう。

また、支援を受けずに外国人労働者を採用する場合、労働条件や在留資格申請などの確認や保証金の徴収、出入国時の送迎、住居の確保、公的手続きの補助、相談や苦情への対応などをすべて自分で行う必要があります。

そのため、外国人労働者を採用するのであれば、外国人人材紹介のプロのサポートは必須と言えるでしょう。

ウィルオブ・ワークでは、約2,000名(2020年9月時点)の留学生が自社を通じて就業しています。ベトナムやミャンマー、インドネシア、カンボジア、ネパールなどから、各業種の技能検定試験に合格した外国人人材の紹介が可能です。

そのほか、8~10年後を見据えた採用プランとして、技能実習生の採用プランもご提案できます。

サービスについて、詳しくはこちらのページからご確認ください。

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外国人の人材派遣・人材紹介サービス

まとめ:外国人労働者のトラブルを未然に防ごう

外国人労働者のトラブルが起こると、他の労働者のモチベーションが低下したり、世間からの信頼を失ったりするケースがあります。問題を未然に防ぐためにも、事前の話し合いを欠かさないことが大切です。

外国人の採用・雇用前には必ず基礎知識を身につけておくことをおすすめします。こちらの記事で詳しくまとめています。

また、外国人人材紹介のプロから外国人労働者の紹介を受けることで、結果的にトラブルを未然に防げるでしょう。

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採用ジャーナル 編集部

ウィルオブ採用ジャーナルの記事を制作・配信している編集部です。
20年以上人材支援をしているノウハウから、総務・人事担当者や事業責任者の皆様のコストカットや業務効率化に役立つ情報を発信していきます。