健康経営宣言
株式会社ウィルオブ・ワークは、「Chance-Making Company」をブランドビジョン(私たちが目指す姿)として掲げ経営に取り組んでいます。そのためには、社員一人ひとりの心身が健康であり、自らの能力を最大限に発揮できる職場環境が不可欠だと考えます。
社員とその家族の心と身体の健康保持・増進に向けた取り組みを推進し、すべての社員がいきいきと働くことができる環境づくりに努めることを、ここに宣言します。
株式会社ウィルオブ・ワーク
代表取締役社長 告野 崇

健康経営推進体制
株式会社ウィルオブ・ワークでは、健康経営推進を統括する機能として、健康経営推進委員会を設置しました。
委員長に代表取締役社長、推進委員に管理部部長・本社専属産業医・担当社員を選任し、株式会社ウィルグループに設置した健康経営推進委員会と連携し、社員とその家族の健康保持・増進と働きやすい環境づくりのための取り組みを推進していきます。

重点取組項目
一人ひとりの健康面の課題を把握し、改善を促すため、定期健康診断受診率100%を目指します。
生活習慣病の予防と改善のため、特定健診後の特定保健指導の推進を積極的に行います。
e-learningや対面研修において、健康向上教育を実施します。
労働時間を正確に把握し、長時間労働が発生した原因の特定、業務の見直しを行い、長時間労働を削減します。
ワークライフバランス確保のため、業務効率化を推進します。
社員が自らの能力を最大限発揮できるよう、働きやすい職場や制度の整備に努めます。
社員同士のコミュニケーションを活性化させるため、イベントなどを積極的に開催します。
上記を通じて、人と企業に、そして世の中に、変革するチャンスを提供し続けます。
健康課題
現時点での健康課題を以下の通りとし、改善に取り組みます。
1.労働時間の適正化、ワークライフバランス・生活時間の確保
【長時間労働の抑制】【業務効率化の推進】
長時間労働者の割合の削減
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度目標 | ||
長時間労働者の割合 | 総合職社員のみ | - | 6.5% | 8.1% | 4.3% | 3.0% |
施策
- 月毎に長時間労働者を幹部会議にて発表し、各事業部門への落とし込みを実施。
- 長時間労働が発生した部署において、残業原因の特定や業務の見直しを実施。
- PCサーバーへのログイン記録とタイムカード記録を突合し、かい離確認・是正指導を実施。
- フレックスタイム制を導入し(一部社員)、ワークライフバランスを重視した就業環境を提供。
- 在宅勤務を導入し(一部社員)、ワークライフバランスを重視した就業環境を提供。
2.メンタルヘルス不調等のストレス関連疾患の発生予防・早期発見・対応
【職場環境の改善】
有給休暇取得率の向上
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度目標 | ||
有給休暇取得率 | 総合職社員のみ | 30.6% | 48.5% | 50.5% | 66.5% | 70.0% |
施策
- 有給休暇を取得しやすい制度の策定と周知を実施。
⇒半日単位の取得の他、誕生日休暇や出産立ち合い休暇、リフレッシュ休暇(土日を挟んで、最大9日間の休暇)など - 社員に対し、代表自ら有給休暇取得を奨励するメールを配信。
3.生活習慣病などの疾病の高リスク者に対する重症化予防
再検査(精密検査)受診率の向上
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度目標 | ||
再検査(精密検査)受診率 | 派遣スタッフ含む | - | 11.0% | 20.0% | 13.9% | 20.0% |
施策
- 健診結果に基づく産業医による就労判定後、速やかに産業医のコメントを付記し、社内メール・郵送にて対象社員へ再検査受診を促す。
- 健康診断や再検査の必要性を記載した健康通信を配信、また年に1~2回健康アンケート・テストを実施し、従業員一人一人のヘルスリテラシーを高める。
- 1日・半日有休の取得やフレックスタイム制の導入(一部社員)により、再検査や通院などの状況に応じて働きやすい就業環境を提供。
その他(継続課題、補足データ、課題の検証・評価)
定期健康診断受診率の向上
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度目標 | ||
健診受診率 | 派遣スタッフ含む | 52.0% | 46.0% | 56.7% | 57.0% | 60.0% |
総合職社員のみ | - | - | 94.4% | 95.5% | 100.0% |
施策
- 定期健診費用の全額補助。
- オプション健診費用の補助。※一部社員のみ
- 受診(予約)状況管理ツールによる進捗管理の実施。
定期健康診断有所見率
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | ||
D判定者要医療、要再検査、要精密検査、要治療継続 | 派遣スタッフ含む | - | 26.9% | 34.6% | 50.7% |
血圧・血糖リスク者
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | ||
血圧 高リスク者収縮期血圧180mmHg以上または拡張期血圧110mmHg以上 | 派遣スタッフ含む | - | - | 0.7% | 0.6% |
血圧 中リスク者収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上 | - | - | 6.6% | 10.1% | |
血糖 リスク者空腹時血糖が200mg/dl以上 | - | - | 0.5% | 0.5% |
アブセンティーイズム(欠勤率)
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | ||
アブセンティーイズム | 総合職社員のみ | 1.62% | 1.76% | 0.90% | 0.60% |
※ウィルグループとの合算
課題の検証・評価
下記項目に関して、昨年度に比べ改善が見られました。
- 長時間労働者の割合
- 有給休暇取得率
- 定期健康診断受診率
重点取組項目の一つである「長時間労働の抑制」に注力し様々な施策を行った事で、長時間労働者の割合が大きく改善しました。
また、有給休暇の取得率の向上がメンタルヘルス不調等の発生予防に繋がったと考えられ、これらの要因が「アブセンティーイズムの減少」にも寄与したと推測出来ます。
しかしながら、下記項目に関しては改善が見られませんでした。
- 再検査(精密検査)受診率
- 血圧中リスク者
社員の健康への関心が高まっている事から定期健康診断受診率は増加したものの、時期的に新型コロナウイルスの影響もあってか、再検査受診率が減少したものと思われます。
なお、定期健康診断結果のD判定者が増加した要因は、健診機関毎に設定されていた判定基準に基づく判定結果に対し、2019年度より当社統一の判定基準を以て再度判定し直した事によるものです。
ヘルスリテラシー向上のために
1.教育(健康アンケート)機会の提供
株式会社ウィルオブ・ワークでは、年に数回、ヘルスリテラシー向上のための教育(健康アンケート)機会を設けています。ここでは最新のアンケート結果をお知らせします。
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | ||
アンケート回答率 | 派遣スタッフ含む | - | - | 29.1% | 42.0% |
総合職社員のみ | - | 63.1% | 68.4% | 84.5% | |
適正体重維持者率BMI18.5以上~25未満 | 派遣スタッフ含む | - | - | 67.9% | 67.9% |
総合職社員のみ | - | 71.2% | 70.7% | 67.2% | |
喫煙率 | 派遣スタッフ含む | - | - | 31.4% | 30.7% |
総合職社員のみ | - | 42.3% | 44.3% | 43.2% | |
運動習慣比率※1回30分以上の運動を週2回以上実施 | 派遣スタッフ含む | - | - | 21.1% | 22.4% |
総合職社員のみ | - | 33.3% | 27.6% | 26.9% | |
睡眠により十分な休養が取れている人の割合 | 派遣スタッフ含む | - | - | 52.8% | 54.7% |
総合職社員のみ | - | 68.8% | 49.7% | 49.7% |
※2017年度の運動習慣比率は、1回30分以上の運動を週1回以上実施している割合
2.健康増進プロジェクトへの参加
株式会社ウィルオブ・ワークは、官公庁・自治体等が主催・主管する健康増進プロジェクトに参加しています。
スマート・ライフ・プロジェクト
「健康寿命をのばしましょう。」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日が送れることを目標とした厚生労働省の国民運動です。運動、食生活、禁煙の3分野を中心に、具体的なアクションの呼びかけを行っています。2016年度からは、これらのアクションの他、健診・検診の受診を新たなテーマに加え、更なる健康寿命の延伸を、プロジェクトに参画する企業・団体・自治体と協力・連携しながら推進しています。